中学に上がって初めての夏休み。
一学期の通知表とともに、大量の『課題』。
しかも8月末には実力テストがあって、その対策も並行して進めないといけない。
計画的に動かないと、とても間に合わない量でした。
学校からもらった紙だけでは、子どもが自分で見通しを立てて管理するのはきびしいかも、、、
そこで、勉強の進み具合を「見える化」して管理できる計画表アプリを、AIで作りました。
この記事でわかること
紙の課題一覧では、子どもは全体の量や締め切りをつかみにくい。締め切りから逆算して「いつから・いつまでにやるか」を子ども自身が書き込めるようにすると、見通しが立てやすくなる。作る過程で、親のほうも課題の全体像が見えて、声のかけ方が変わる副次効果あり。
中学最初の夏休み、課題の量と実力テストが重なった
小学校のころの夏休みの宿題は、漢字ノートやオンライン問題集(Chromebookで解答するものです)、それに書道や作品。
「もう終わった?」と声をかけるくらいで、なんとか提出に間に合っていました。
でも、中学の課題を見て、唖然。
5教科それぞれにワークやプリントの提出物があって、締め切りが、8月初旬・下旬・9月1日、、、のように散らしてある。
そしてここに、テスト対策が重なる!
2学期の開始前(8月下旬)に「実力テスト」と呼ばれる定期試験があることぐらいは、さすがの私たち親子も知っていました。
そしてその対策として、先生方が大量の課題を提示してくださったこと、子どもの成績アップのためには大変ありがたいことです。
(締め切り期日がバラバラなのも、先生方から生徒たちへの配慮なのでは、、、と、勝手に想像しています)
ただ、子どもが「はい、これが夏休みの宿題だってー」とプリントを広げたときは、
「え、いったいどうしたら終わるの!?」と、慌てたのが正直なところです。
紙だけでは、子どもが自分で管理しきれないかも
担任の先生からは、課題の一覧表と、1日の目標学習時間(180分)が書かれた学習記録票、それに予定表が配られました。
それだけでも、ちゃんと書き込めば、計画が組める内容の紙たちです。
まずは量や内容を把握して、締め切りから逆算して—————
「え、うちの子にできる?😨」
それに紙は、「書いては消して」がしづらくて、締め切りと残り日数の関係も見えにくい。
子ども自身が計画を練るために、もっと自由度が高くて、進み具合がひと目でわかるものがあったら、、、
―――そんな閃きから、AIにアプリ作成を相談してみることにしました。
AIに相談して、宿題の計画表をアプリにした
私は、2025年からチャット型AIを使い始め、2026年からは、エージェント型AIとよばれるClaude Codeを活用しています。
このブログを書いている時点では、月額課金中のClaudeがメインパートナーで、用途に寄って、ChatGPT、Gemini、Copilot、NotebookLMにも助けてもらっています。
(このブログもClaude Codeに相談しながら書いています)
実際のやり取り:写真3枚と、3回のお願い
「AIでアプリを作る」と聞くと、ITわからない💦という方にはハードルが高いと思います。
でも、安心してください。私は、学校からもらったプリントを携帯で撮影して、日本語で、AIに話しかけました。
どうやって話しかけたか? それが、以下の3ステップです。
ステップ1:課題一覧の写真を送って、「読み取ってください」
AIは、教科・課題・締め切りをきれいに一覧へ整理したうえで、
「カレンダーやスプレッドシートに落とし込みますか? お子さん用のチェックリストにもできますよ😊」
と、先回りの提案までしてくれました。
ステップ2:学習記録票の写真を送って、狙いを伝える
「そう、子どもが自分の頭で計画を練って、終わったかどうか見える化できるといいですよね」
と、私が話し言葉で送ると、設計がその方向に寄っていきます。
ステップ3:予定表の写真と、補足情報を送る
「社会と理科は、宿題範囲のワークをテストまでに3回解くといいらしいです」
といった聞きかじりの情報も、そのまま送りました。
すると「できました!」の返事とともに、「夏休み やること計画表」の第一号を見せてくれました。

ここまで、コードも専門用語も、ひとつも書いていません。
やったことは、子どもが持ち帰った3枚のプリントを撮って、AIに読み込んでもらっただけです。
ここでひとつ、AIに期待通りに動いてもらうコツをお伝えします。
それは、データを渡す順番や、相談をふくらませるタイミングです。
アプリなど、作りたい成果物があるときは、自分のイメージから逸れていないかな?と、AIの反応を確認しながら会話を進めると、成功確率が上がると感じています。
成果物のベースができたら、「ここをこうしたい」と質問を重ね、
理想のアプリの完成に近づけていきます。
スピード感も、AIに相談した理由
子どもからプリントを受け取った夕方に作りはじめて、翌朝には、第一弾を子どもに見せることができました。
本人の希望を聞いて直した改修版も、使い始めたその日のうちに仕上がる。
これが、AIのスピード感です。
なぜ、そんなに早さにこだわったのか。
小学生の頃は、子どもが「お母さん、どうしよーーー!」と焦り出す頃には、もう二学期が目前——なんてことが、よくありました。
宿題に取り組む前から全体量を見渡せる子どもは、そうそういません。むしろ、子どもより親のほうが先に焦ってしまう。きっと、うちだけではないはずです。
子どもが自分から動いてくれることほど、親として助かることはありません。
だからこそ、AIの力も借りて、そのやる気のスイッチを一刻も早く入れたいのです💦
AIに相談したら、こんな計画表アプリができた
🍉夏休みやること計画表アプリでは、学校から配布された教科別課題一覧を、
「課題」「実力テスト対策」「その他の提出物」「毎日やること」の4つに分類して表示します。
さらに、こんな機能を持たせました。
締め切りから逆算して、子ども自身が日付を入れる
いちばん大事にしたのは、それぞれの課題に「いつから?」「いつまで?」を書き込む欄をつけたことです。
締め切りを見て、いつから手をつけて、いつまでに終わらせるかを、子ども自身が決めて入力する。ここが、この計画表の心臓部分でした。
ちなみに、子どもに操作してもらったことで生まれた改修もあります。
それは、「カレンダー」のタブを追加して、子どもの計画が日付の帯で反映されるものです。
「この課題は、この週にやる」というのが横帯で並ぶので、詰め込みすぎている週も、逆にスカスカな週も、ひと目で見つけられるようになりました。
”逆算”思考のサポートもできるアプリにアップグレードされました☆
作っているうちに、親の私の解像度が上がった
意外だったのは、作っている私自身の変化でした。
課題やテスト範囲はAIが整理してくれましたが、私はそれを、アプリの使い勝手を試行錯誤する過程で、
「宿題のワークとテスト対策の範囲って、よく見たらページが違う」
「ワークやプリント以外の提出物に割く時間の捻出が難しそうだな」
と、ようやくボリューム感を手ざわりで理解することになりました。
(親の私がこんな感じなのだから、子どもに「早く計画立てなさい」なんてムリな話です)
おかげで、子どもの立てた計画に、
「この期間が空いてるから、日付をずらさない?」など、以前より自信を持ってアドバイスできるようになりました。
家族みんなで、同じ画面を見られるようにした
もうひとつ工夫したのが、家族で共有できる仕様にしたことです。
子どもが入力した進み具合は、ネット上に置き、ブラウザを閉じても消えないし、私のスマホからも同じように見られるようにしました。
(詳しくは割愛しますが、非公開のメールアドレス認証形式にしています)
図らずも子どもの宿題について詳しくなった私は、夫にも、できるだけ近い感覚になってほしいと考えました。
子どもが、計画表アプリで「いつから?」「いつまで?」の入力を終え、その画面を子どもが夫に見せました。
思っていた以上のボリュームだと薄々把握した夫は、子どもに「大変だねー」と、励ましの言葉をかけていました。
うちの家族、ペーパーだけで即座に反応できた人は、誰ひとりいなかったという結論です笑
子どもの反応は、正直まだ静かです
ここは、正直に書きます。
できあがったとき、子どもは「すごい」とは言ってくれました。
でも、大喜び——という感じではありませんでした。むしろ、計画表を見てやるべきことの全体像がはっきり見えてしまったぶん、少し気が重くなったみたいで、渋々、日付の欄を埋めていました。
それはそうですよね。ぼんやりしていた宿題の量が、急に「あと◯日」と数字で迫ってくるんですから。
完成した初日は、正直、いちばん熱量が高いのは作った私でした。
「使う人」から「一緒に作る人」に変わってきた
面白かったのは、使い始めてから、子どものほうから注文が出るようになったことです。
「英語のこの課題は①と②で別ものだから、分けてほしい」
「丸つけのボタンは、今のままのほうがいい」
渋々日付を入れていた子が、いつのまにか「自分の使う道具」として意見を言うようになっていました。
言われるままに直していくと、少しずつ、その子にとっての「ちょうどいい」に近づいていく。
これは、渡して終わりの紙の予定表では起きなかったことだと思います。
よくある質問
Q:アプリを作るのに、プログラミングの知識は必要でしたか?
いわゆる本格的なコーディングは、自分ではしていません。学校の課題一覧の写真をAI(Claude)に読み込ませて、「こういう計画表にしたい」と相談しながら形にしていきました。私は仕事でWebに関わってきた経験があるので、その分は進めやすかったと思いますが、専門的に一から書いたわけではありません。
Q:紙の予定表ではダメだったのですか?
紙が悪いわけではありません。ただ、締め切りから逆算する・書き直す・残り日数と見比べる、といった操作が、紙だと子どもには少しハードルが高いと感じました。「いつから・いつまで」を自分で入れて、進み具合がバーで見える形にしたことで、子どもが自分で見通しを立てやすくなったのが、わが家では大きかったです。
Q:作って、いちばん良かったことは何ですか?
子どもより、親のほうの変化が大きかったです。課題を一つずつ入力するうちに全体量が見えて、声のかけ方が変わりました。さらに家族で同じ画面を共有できたことで、夫も課題の量を実感し、自然と子どもを励ますようになりました。計画を「見える化」すると、家族の関わり方まで少し変わるんだ、と感じています。
まとめ
「やらされてる」から「やらなきゃ」。そして「やりたい」へ。
AIに用意してもらったのは実は単純なことで、
- 「やる」べきことを並べる
- いつからいつまでに「やる」かの入力窓を空ける
- 「やる」ができたら記録できるようにする
これが根幹で、実は、学校配布のプリントと要素としては全く同じなんです。
ここにWebアプリならではの「見える化」(達成進捗度や計画カレンダー)が加わることで、想像力やモチベーションが少しずつ育ち、「やらされてる」宿題が、いつか「やりたい」に近づいていくかもしれません。
もし、お子さんの夏休みの宿題について、紙だけでは課題を全部書き出したり、計画を立てたりするのが難しいと感じているなら、
表計算が得意な方はExcelで、私のようにアプリに興味がある方はAIに相談しながら(エンジニアさんならご自身で開発するのも良いですね)。
ご家庭に合った方法を、子どもと一緒に試行錯誤してみるのが、大事なことだと思っています。
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