40代。
職場での責任、家ではワンオペ育児。
このページでは、精いっぱい日常を生きている会社員が、
どのようにしてFP3級に合格し、それを活かしているのかを書いています。
FPの勉強を始めた理由
FPってなに?
FPとは、ファイナンシャル・プランナー技能士という国家資格の略語です。
銀行マンや保険屋さんが持っている資格。というイメージの方も多いでしょう。
3級・2級・1級と段階があり、3級は独学でも取得しやすい入門資格です
なぜ、金融業ではない私がFPの勉強を始めたか?
それは、次のような理由からです。
お金の知識がほとんどなかったから
これまで20年以上の社会人生活で、
恥ずかしながら、給与明細はほぼ「手取り」しか見ていませんでした。
「税金?そんなのどうせ引かれるんだし」
「控除?そんなこと知らなくても生きていけるでしょう」
難しそうだし、面倒くさい。と、
何が書いてあるのかわからないまま、見てみぬふりでした。
でも、小さな違和感がずっとありました。
当面の生活は、なんとか回せているし、困っていない。
でも、本当にこれでいいの?
将来のお金に不安を感じたから
その違和感が大きくなったのは、老後のために家計管理や投資を始めた頃です。
「実は、支出の多くは、税金…?」
「社会保険料って聴いたことあるけど、自分がいくら払っているのかわからない💦」
そんな疑問が浮かんでは消え、何から手をつければいいのか分からずにいた時、
職場の休憩中の雑談で、FP2級を持つ同僚が、税金や相続について
さらっと根拠を説明しながら話す姿を目にしました。
「彼女が30代で取れたなら、私にもできるかも」
半信半疑で試験科目を調べてみると、知らないことだらけ。
でも同時に、「これ、全部生活に関係することじゃないか」とも感じました。
資格として形に残る知識が欲しかったから
はじめは、資格の取得にはあまり興味がありませんでした。
資産形成のための手段として、いや、一般常識として、
「生きていく知識を身につけたい」という気持ちでした。
でも、勉強を続けるうちに気づきました。
「何がわからないか」が、少しずつわかるようになっている。
これはちゃんと形にしたほうがいい。
そう確信して、FP3級の取得を目指すことにしました。
実際の勉強方法【2〜3ヶ月・隙間時間だけで合格】
フルタイム勤務+ワンオペ育児の毎日では、まとまった勉強時間はほぼ取れません。
また、年齢相応の記憶力の衰えも感じる中、どうやって勉強したのか。
その答えはシンプルで、
私は、次のことを一切やりませんでした。
- 参考書を買う
- 問題集を買う
- ノートにペンで書く
- 全部覚えようとする
机に向かって書く時間はないと割り切って、
『パソコン』と『スマホ』だけを使って勉強しようと決めました。
使った教材は、YouTube、過去問サイト、AI
| 教材 | 使い方 |
|---|---|
| ほんださん/東大卒税理士(YouTube) | 家事・入浴中に「ながら聴き」 |
| FP3級ドットコム(過去問サイト) | 朝の支度前に20問・勤務先での昼休みに10問 |
| NotebookLM(Google) | ほんださん動画のURLを読み込んで、 不明点を後から質問・整理 |
「NotebookLM」は、無料で使えるGoogleのAIツールです。
「問題を解く」
→「わからなかったらNotebookLMに解説してもらう」
→「理解できたら次へ」
という使い方ができて、ながら勉強との相性が抜群です!
この方法で、1日あたりの勉強時間は、30分〜1時間程度。
期間は2〜3ヶ月でした。
勉強のコツは「実生活と結びつけること」
FP3級の内容は、抽象的に覚えようとすると辛くなってしまうため、
できるだけ自分の経験や実生活と結びつけて考えるようにしました。
学んだことを自分の生活に当てはめてみると、驚くほど頭に入ってくるから不思議です。
たとえば、年末調整。「配偶者控除」「扶養親族」の欄を、今まで雰囲気で埋めていませんでしたか?私はそうでした。でも控除の仕組みを学んでから、「この数字には意味がある」と気づいて、初めてちゃんと自分の目で確認しました。
医療費控除も同じです。高額療養費と医療費控除の関係は、手術や出産のときに「知ってはいたけど使いこなせなかった」経験があったからこそ、学んだとき「これは覚えておかないと」と身が引き締まりました。
退職所得の計算、株式の課税方法……どれも「自分のお金の話」として読むと、テキストの文字が急に立体的になる感覚があります。
「あ、これ自分の話だ」と思えた瞬間から、勉強が楽しくなりました。
お腹の底から理解できた内容は、本番でも間違えにくいです。
申し込んで逃げ場をなくした
集中的に勉強したのは、試験日直前の3週間です。
休日には、NotebookLMで苦手分野の「誤答 → 解説 → 正解」を繰り返し行いました。
「完璧な準備」はできていませんでしたが、
思い切って日時予約をし、「ゼッタイ1回で合格する」と決めた「覚悟」が、
最後は合格につながったような気がしています。
FPの勉強をしてよかったこと
給与明細が「意味のある数字」として読めるようになった
FP3級を学んで最初に感じた変化は、給与明細の見え方が変わったことです。
それまでは「手取り額」しか見ていませんでしたが、
- 所得税:課税所得に応じて計算される税金
- 住民税:前年の所得をもとに翌年に徴収される地方税
- 健康保険料・厚生年金保険料:毎月これだけ払っていたのか……
社会人20年以上にして、ようやく自分の給与明細が「読める」ようになりました。
会社員でも確定申告ができるようになった
「確定申告は自営業の人がするもの」と思っていましたが、会社員でも関係するケースがあります。
- 医療費控除:年間の医療費が10万円を超えた場合
- ふるさと納税(ワンストップ特例を使わない場合)
- 副収入が年間20万円を超えた場合
FPの知識を使って自分で申告してみると、思っていたよりずっとシンプルでした。
「税金の仕組みを知っている」というだけで、こんなに行動が変わるのかと驚きました。
親や夫とお金の話がしやすくなった
FPを学んで意外だったのは、家族との会話が変わったことです。
以前の私は、親から保険の話があってもまるで興味がなく、
話半分でしか聞いていませんでした。
でも今は、「実家の名義はどうする?」「年金はいくらもらってるの?」と
自分から質問したり、逆に親から相談をされることも増えました。
高学歴の夫は、高収入サラリーマンですが、金融リテラシーはゼロ。
私が保険の見直しや子どもの証券口座の開設を進める様子を
かたわらで眺めるうちに、本当に少しずつですが、考えが変わりつつあるようです。
お金の知識は、自分を守るだけでなく、家族を守る言葉になる。そう実感しています。
FPはこんな人におすすめ
- 給与明細を「手取り」しか見ていない人
- 老後のお金が漠然と不安な人
- 「投資を始めたいけど何から手をつければいいかわからない」人
- 子どもや親のお金の話に、ちゃんと向き合いたい人
FP3級は「難しい資格」ではありません。
でも「知らなかった」から「わかる」に変わる体験は、思った以上に人生を変えます。
これからFPを目指す人へ
FPの勉強を通して、税金・保険・年金など「生活に直結するお金の知識」を
体系的に学ぶことができました。
はじめは耳慣れない言葉ばかりで、難しそうに感じる部分もあります。
でも、実生活とつなげながら勉強していく(ここ、大事!)と、
意外にも「これ、自分の話だ」と感じることが多いことに気づきます。
FPの勉強を始める前と後で、「知らない不安」が「わかる安心」に変わったと感じています。
隙間時間だけで合格した40代ワンオペ会社員の私が言うので、きっと大丈夫です。
この記事が、誰かの背中を少しでも押せたら嬉しいです。
FP3級で学ぶ6つの分野
| 分野 | 内容 |
|---|---|
| ライフプランニング | 年金・社会保険の仕組み |
| リスク管理 | 生命保険・損害保険 |
| 金融資産運用 | 投資信託・株式・債券 |
| タックスプランニング | 所得税・住民税の計算 |
| 不動産 | 土地・建物の取引・税金 |
| 相続・事業承継 | 相続税・遺言の基礎 |
生活に関係するお金の知識を、幅広く・体系的に学べるのがFP3級の特徴です。



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