「金融リテラシークイズ」って、やってみたことありますか?
私は5問中4問正解、80点🙌
間違えた1問——それは「複利」です。
この記事でわかること
・複利の問題を「単利思考」で間違えた体験談
・お金が2倍になる年数がざっくりわかる「72の法則」
・計算はAIに任せる時代に、自分の中に持っておきたい感覚
※クイズの成績の話であって、特定の商品や運用をおすすめする記事ではありません。
そもそも「金融リテラシークイズ」って?
J-FLEC(金融経済教育推進機構)が公開している、お金の知識チェックです。
家計管理や金融トラブルなど、大人なら知っておきたい内容が5問。
数分でサクッと終わって、全国平均と自分の点数をくらべられます。
FP3級も取ったし、余裕でしょ——
と思っていたんですけどね。
落とした1問は、「複利」でした
問題はこんな内容でした。
「10万円の借入れがあり、金利は複利で年率20%。返済しないと、およそ何年で残高は2倍になる?」
私の脳内会議は、こうでした。
「20%が5回で100%。つまり5年で倍!」
……ブブー。
それ、単利の計算なんです。
複利では、増えた利息にもまた利息がつきます。
雪だるまが転がりながら大きくなるように、増えるスピードがどんどん上がっていく。
だから答えは5年より早くて、およそ3.6年。
「複利は雪だるま式」——言葉としては、ちゃんと知っていました。
それなのに、いざ問題を出されたら、頭は単利で計算していた。
知っていることと、腹落ちしていることは、違うんだなと痛感した瞬間でした。
正解は「72の法則」でざっくり出せる
この「何年で2倍?」に、暗算で答えられる道具があります。
72の法則。
72 ÷ 金利(%)= お金が2倍になるおおよその年数
今回なら、72 ÷ 20 = 3.6年。
年利3%なら、72 ÷ 3 = 24年。
電卓いらずの、ざっくり計算です。
ちなみにこの複利の問題、全国調査(J-FLECの金融リテラシー調査・2025年)では、
正解できた人は37.7%。
「わからない」と答えた人が39.9%で、正解者より多いという結果でした。
調査全体の正答率も平均53.8%と、前回(55.7%)より下がっています。
間違えたのは、私だけじゃなかったみたいです。ちょっとホッとしました笑
計算はAIに聞けばいい。でも——
ここで、正直な気持ちを書きます。
複利が単利と違って、雪だるま式に増えていくことはわかる。
でも計算そのものは、AIに聞けばいい時代だと思うんです。
電卓を渡されて「はい、どうぞ」と言われても、ムリ笑
だから「3.6年」を暗算できることが、ゴールではないと思っています。
じゃあ何が必要だったのか。
間違えた瞬間に、気づきました。
「複利は5年より早く倍になる」と、直感が働くこと。
数字はAIが出してくれます。
でも「あれ、それ単利の発想じゃない?」と立ち止まるセンサーだけは、
自分の中に持っていないと、AIに聞くことすら思いつかない。
全国調査で4割の人が「わからない」を選んだのも、
計算力の問題というより、この感覚がまだ根づいていないサインなのかもしれません。
私が複利を「腹落ち」した瞬間
思い返すと、私が複利を頭ではなく体で感じたのは、クイズでも教科書でもありませんでした。
娘の証券口座で、1,000円だけ投資してみたときのこと。
数日後、評価額は1,018円になっていました。
たった18円。
でもこの18円は、次の瞬間から「増える側」に回ります。
元本だけじゃなく、増えた分も一緒に働き始める。
ああ、これが雪だるまの最初のひと転がりか、と。
クイズを間違えたいま、あの18円の景色を思い出して、ようやく知識と体験がつながった気がします。
そしてこの理屈は、逆向きにも働きます。
投資信託の信託報酬のような「引かれ続けるコスト」も、長期になるほど雪だるま式に効いてくる。
増える複利と、削られる複利。
どちらも同じ雪だるまです。
まとめ:覚えるのは数式じゃなくて、感覚
金融リテラシークイズで80点。
でも、いちばんの収穫は間違えた1問でした。
数式は忘れていい。計算はAIに任せていい。
そのかわり、「複利は思っているより早い」という感覚だけは、自分の中に置いておく。
それが、AI時代のお金との付き合い方なんだと思います。
もしよかったら、あなたも金融リテラシークイズ、やってみてください。
満点なら素晴らしいし、間違えたら——それはたぶん、いちばんの収穫です。
金融リテラシークイズについて、よくある質問
金融リテラシークイズは、どこで受けられますか?
J-FLEC(金融経済教育推進機構)のサイト「知るぽると」で、無料で受けられます。数問で終わるので、通勤時間やお昼休みにサクッと試せますよ。
72の法則は、どんなときに使えますか?
「このペースだと、お金が2倍になるのは何年後?」をざっくり知りたいときに使えます。72を金利(%)で割るだけ。逆に、物価が年2%上がり続けると約36年でお金の価値が半分になる、という見方にも応用できます。
複利と単利は、何が違うのですか?
単利は「元本にだけ」利息がつきます。複利は「元本+これまでの利息」に利息がつきます。最初の差は小さいのに、時間が経つほど差が大きく開いていくのが複利の特徴です。
→娘の口座開設をきっかけに、夫とお金の話ができるようになった記録|わが家の金融教育


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