確定拠出年金(DC・iDeCo)の配分がわからない!きょうだいからのSOS

お金の考え方

iDeCoや企業型DCなどの、確定拠出年金。
積み立てを始めるには、『配分』を自分で決める必要があるって、知っていますか?

私がiDeCoを始めたのは数年前。
「税金対策」「お金が増える」ときいて開設したら、
何かを選ぶ画面になったから、とりあえず人気っぽいやつにしといた。
そんな感じでした。

同じころ、姉は企業型DCをスタートしており…
この記事は、きょうだいからの「わからない」SOSに、
私がFP3級の知識をフル活用して伝えたことを書きます。

この記事でわかること

・確定拠出年金の「運用」配分とは
・「守りに寄りすぎていないか」という視点
・「信託報酬」をチェックしよう

※この内容は、わが家での考え方の整理であり、何を選ぶかは、その人の状況と気持ち次第です。投資は自己責任でお願いします。

 

きょうだいからの「わからない」SOS

少し前から、私は、母のお金まわりの相談にのっています。
母が質問する、私が調べる。
そんな様子をハタから見ていた姉から、先日LINEがきました。

3年ぶりに企業型DCの書類を引っ張り出してみた。
なにもわかりません!😂

母や私の動きに感化されたのが、姉のスイッチが「ON」になったようです。
お金のリテラシーって、説明じゃなくて”実演”で伝わるんだな、としみじみ。

確定拠出年金では、「運用」商品の配分を決めます

確定拠出年金には、
選べる商品の一覧が確認できる「運用商品ラインアップ」や、
すでに始めている人は、自分がどの商品にどれくらい配分しているかを示す「運用の登録内容」といった書類(紙または電子表示)があります。

株や投資の経験がなければ、
「運用」の商品を決めなさいだなんて、そっと閉じてしまいたくなりますよね。

配分の見直し案(まずは自分の力で)

姉は、AIに相談しながら、自分なりの見直し案を作ったそうです。

『今の配分は「守り」が8割。増えにくいけど減りにくいローリスク・ローリターンで、謎に「%」を割いている商品もある。』

そして私に、
少しだけ「攻め」ぎみに変更した組み替え案を見せてくれました。

自分の頭で一度考えた人は、強いですよね。
(私に丸投げをしなかったことも、とてもえらい。)

守りたいなら、「債券」?「預金」?という整理

姉の案には、まだ「債券」が少し多めに残っていました。

理由は、「元本割れがこわいから」とのこと。
その気持ち、すごくわかる!でも、ここは立ち止まって整理を。

「債券」は、「元本割れ」のリスクも少しあるし、その分リターンも控えめになりがちな金融資産です。たぶん“リスクが低い”と“元本割れしない”を同じものだと思ってしまったのだと思います。

結論、「元本割れ」のリスクをなくしたいなら、
元本確保型という商品から「預金」などの選択肢があります。
ほとんど増えないけど、減りにくい。ハードルが低く感じる人も多いと思います。

守る?攻める?

ここで、大事な論点を。

そのお金、短期で取り崩すお金ですか?それとも長期で置いておくお金ですか?

確定拠出年金は、基本的に途中で取り崩さず、長く動かさないお金です。

数十年単位で運用する「長期投資」なら、
守りを厚くしすぎる必然性は実はそれほど高くないという考え方があります。
ハイリスク・ハイリターン商品に寄せていく手法ですね。

そこで、姉がぽつり。
「制度が始まって最初に選ぶとき、私みたいなお金の初心者には『元本確保』っていう文字が、いちばん安心そうで選びやすかった」

わかる。
知らないうちに”なんとなく安心そうなほう”を選んでしまう落とし穴。
私のiDeCoも見事にそうなってましたもの(今はインフレリスクに備えて調整済)。

絶対的コスト。それは、「信託報酬」

商品ラインアップにある「債券」「株」…
それらが未来どうなるかは誰にもわかりません。

しかし、確定拠出年金の商品の場合は、数字が決まっている項目があります。
それは、「信託報酬」。つまり、手数料です。

私は姉に、そこだけは忘れずにチェックするよう伝えました。
すると、素直な反応が。
「信託報酬の意味が分かりません!!」
「一筋縄じゃいかないから手も出したくなかったけど、すこしずつ学ぶよ」
「アクティブに分類されている株は、信託報酬が高いってことね」

信託報酬とは、その商品を持っている間ずっと引かれ続ける運用コストのことです。
ラインアップされている商品をよく見ると、
年0.1%台のものから、1.6%前後のものまで幅があることがわかります。

わずかな差に見えても、長期になるほど確実に効いてくるコストです。

ちなみにあなたの配分案は?(最後はやっぱり自分の力で)

姉が、3年ぶりに奮起して書類を開いたのは、大きな一歩です。

そして、こう頼まれました。
「マネもしないし、ちゃんと自分で決めるから、参考までにあなたの案を見せて」

責任は負わない前提で、私の案を渡しました。
(ちなみに、低コストのインデックスファンドで全世界の株式に分散させる組み方です)

最後に決めるのは本人。
これからも、自分と家族の金融リテラシーアップを続けていきます。

まとめ:わからないと言えた時点で、もう動き出している

姉の見直しに付き合って、あらためて思いました。

お金のことは、誰かに教えてもらうのもいいけれど、「行動」が一番大事。
わからないことを「わからない」と言って調べ始めた瞬間に、もう前へ進んでいます。

もしこの記事を読んでくださったあなたが、
確定拠出年金(企業型DC・iDeCo)の配分に悩んだり、一度決めたものを放置しているなら、
今日、「運用商品ラインアップ」を開いて、まずは手始めに信託報酬コストを眺めてみましょう。それだけでも、立派な第一歩です。

 

確定拠出年金の配分について、よくある質問

確定拠出年金の配分がわからないときは、何から見ればいいですか?

全部を理解しようとしなくて大丈夫です。まずは「守りに寄りすぎていないか」と「信託報酬」の2つだけ見てみてください。姉のように、わからないと声に出して調べ始めた時点で、もう半分は進んでいます。

信託報酬は、どこを見ればいいですか?

商品ごとに必ず数字が書いてあります。同じ確定拠出年金の中でも、年0.1%台のものから1.6%前後のものまで差があるので、似たような中身ならコストの低いほうが基本的に有利、という見方が出発点です。株価と違って、これは“すでに決まっている確かな情報”です。

「元本確保型」を選んでおけば安心ですか?

減りにくいという安心感はあります。ただ、確定拠出年金は基本的に長く動かさないお金。長期で見ると、増えにくさやインフレに負けるリスクという別の論点も出てきます。「なんとなく安心そう」だけで選ぶ前に、自分が長期で置くお金かどうかを一度考えてみるのがおすすめです。

iDeCoと企業型DCで、配分の考え方は違いますか?

お金を出す人(自分か会社か)は違いますが、「守りに寄りすぎていないか」「信託報酬をチェックする」という配分の考え方は、どちらも共通です。私はiDeCo、姉は企業型DCですが、見直すときに見たポイントは同じでした。

 

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